命の授業
この間、ある大手住宅メーカーの安全大会に行ってきました。
ここ数年、労災が多くしかも一向に減らない、死亡事故も出ている。
現場で作業する者にとって、危険はつきものなのだが、ケガや事故を起こしては、
その仕事をする意味がない。生計を担うために仕事をして、生活をしている。
その仕事で、ケガや死亡事故などがおきたら、そもそもそんな仕事なんかしなければよかった、
なんていう事になる。各々、家族がいて仕事ができて、生活が成り立っている。
入院したら・・・死んでしまったら・・・
生活は一変してしまう。
今回、安全大会の中で、命の授業と題して、腰塚勇人さんの講演を聞いた。
彼自身、スキーで首の骨を折って、下半身が動かなくなり、
昨日まで元気だった身体が一瞬にして一人では何もできない状態になってしまった。
今までの当たり前が、当たり前じゃなくなる。つらい現実。
何度も死のうとしたそうだ。
でも、まわりが支えてくれた、家族が支えてくれた。
何とか生き延びようと努力した。こうなってしまった、現状で自分には何ができるのかを考えた。
命の大切さ、命の尊さ、人は人によって生かされているという事。
いじめや、自殺が絶えない現在、命の使い方や命が喜ぶ生き方などの話をされた。
そんなつもりじゃなかったが、涙が出てきた。流れてきていた。
一緒に行った奴は、次の日机のわきに、命の大切さをコピー用紙に書いて貼っていた。
これを機に、まわりに生かされているという事をもっと自覚して、
まわりの人にもっと優しく接しなきゃな~と思って帰って来た。
いじめや自殺が減らない現在、保護者や子供達にもぜひ聞いてもらいたい話である。
小学校のPTA行事に呼べないかな?
浅沼 盛一
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