緊急時対応テスト
6/11 宮城県黒川郡大衡にて地盤改良工法研究会 東北支部の
緊急時対応テストを行いました。
この、緊急時対応テストというのは、我々が扱っている重機が転倒したり、
作業員がケガをしたり、近隣被害を出してしまったりしたときに、
どのように対処するかを最終的にマニュアル化します。
その前の段階で、実際にそうなった時の現状をできるだけ再現して、
対処方法、連絡系統を確認します。
重機を実際に傾けました。
今回は、重機の横転のケースを洗いだします。
ケース1、
重機の横転(表層改良工法で0.25BH使用時)
○法面部にて横転
○けが人有り(手元作業員)
○重機に足を挟まれる
○近隣被害無し
ケース2、
重機の横転(環境パイル工法でBA-100使用時、横転まではいかないが、ぬかるみで傾いて動けない状態)
○ぬかるみで傾く(横転するかもしれない)
○けが人無し
○近隣被害あり(境界フェンス破損)
実際に役割を分担して、対処をし、連絡をし、けが人の対応、重機の引き上げ、
現場復旧をするのだが、その間再確認させられることが結構ある。
けが人の対応が最優先だが、近隣への対応、歩行者への対応、救急車を呼ぶのか呼ばないのかの判断、上長・現場担当者への連絡など現場側で初期対応しなければならないことがたくさんある。
初めて、自動車事故を起こした人が、事故処理の仕方を分からないように、
こういう現場での事故も想定して、対処方法が分かっていなければ、実際なった時に、対処できない。
こういうことが、無いには越したことがないが、いつあるかもわからない。
やはり、事前に対処の仕方の講習等は必ず必要であると感じた。